熱海のカフェ&バー「ehaco(エハコ)」(熱海市渚町)が10月、オープン1周年を迎えた。
店主の高杉美紗緒さんは三島出身。東京や横浜の飲食店などで働いた後、三島に帰郷した際、知人から物件を紹介されて出店を決意したという。「飲食店を経営したいという目標で働いてきたわけではないが、タイミングよく声をかけてもらった。思い切ってチャレンジしようという気持ちで始めた」と振り返る。
店の設備は居抜きでそのまま使い、元あったサーフ系の装飾を生かした。店内にはカウンター席とソファ席を備える。アルコール類は、生ビールや各種カクテルのほか、「ジンが好き」という高杉さんの好みに合わせて国内外のクラフトジン20種類以上を用意する。ウイスキーも20種類以上置くなど、品ぞろえに自信を見せる。
フードメニューは、つまみや軽食を400円から用意する。タコライス(900円)やグリーンカレー(1,000円)などが人気といい、「できり限り手作りにこだわっている」と高杉さん。夏季限定で販売したかき氷は、トッピングのジャムを手作りし、好評だったという。
1年を振り返り、高杉さんは「お客さま同士の口コミや紹介で、ありがたいことに客足が伸びている」と話す。「海釣りが趣味」という高杉さんは、釣ってきた魚を客の前でさばいて提供することもあるという。「特に釣り好きのお客さまが増えてきた。地元客と観光客が一緒に楽しんで交流できるような店にしたい。気軽に立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。
営業時間は13時~24時。水曜~土曜のみ営業する。