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熱海の唐揚げ・焼き鳥店「鶏一」が5周年 温泉水で仕込む独自製法で

5周年を迎えた「鶏一 熱海本店」の小野田さん(左)

5周年を迎えた「鶏一 熱海本店」の小野田さん(左)

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 熱海の唐揚げ・焼き鳥店「鶏一 熱海本店」(熱海市中央町)が10月1日、開店5周年を迎えた。

必ず塩で食べてもらうというこだわりの焼き鳥(関連画像5枚)

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 2017(平成29)年10月1日に元トラック運転手の店主・小野田貴さん開業した同店。小野田さんは、「中津からあげ」で有名な大分県中津市や大阪市の唐揚げ店で修業を積み、10年ほど前に独立して唐揚げの催事販売を始めた。全国各地のデパートなどの催事で販売し、5年前に知人のつてで熱海に店を出すことになったという。

 同店では、肉の仕込みに下田市にある観音温泉の飲料水を使う。冷めても肉が軟らかくてジューシーな味わいが特徴だという。肉のカットから串打ちまで店で行うことや自家製のしょうゆダレで下味を付けるなど、製法や素材にこだわる。

 メニューは、ご飯やみそ汁をセットにした定食メニューと唐揚げや焼き鳥を中心とした一品メニューをそろえる。「夜は唐揚げより焼き鳥の注文数が多いくらい」と小野田さん。焼き鳥は、自家製のタレで下味を付けて焼き、客には塩で食べてもらうのが鶏一流。今年4月から、鶏胸肉を使ったハンバーグ定食の販売を始め、女性客を中心に人気を集めているという。

 5年間を振り返って、小野田さんは「オープンした時は想定以上にスムーズに立ち上げることができたが、その後はコロナの影響を受けてしまった」と話す。それでも、苦しい時こそ店主である自分は笑顔で、スタッフと一緒に乗り越えようと前向きにチャレンジしてきたという。「ワンマンではなく、スタッフと一緒に改善に取り組んできた。来年1月には店内の改装を計画している。季節ごとにメニューを入れ替えながら、地域の常連客を飽きさせないようにしている。これからも地域に密着した店でありたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~22時。

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