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熱海・網代で「AJIRO FES」 1次産業とまちづくりテーマに35人集う

AJIRO MUSUBIで開かれた「AJIRO FES」

AJIRO MUSUBIで開かれた「AJIRO FES」

 1次産業とまちづくりの可能性を考えるイベント「AJIRO FES(アジロフェス)」が6月20日、地域交流拠点「AJIRO MUSUBI(アジロムスビ)」(熱海市網代)で開かれた。

網代ビジョンを発表する山崎さん(関連画像4枚)

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 主催は地域創生を手がける「AJIRO LIFE」と一般社団法人あじろ家守舎。昨年2月に開いた「AJIRO SUMMIT」に続く取り組みで、農業や漁業、地域づくりに携わる実践者らを招き、1次産業と地域活性化について考える場として開催した。東京都内や近郊を中心に愛知県などから35人が参加した。

 開会後のトークセッションでは、「1次産業×まちづくりを実践者が語るトークセッション」と題し、ブランドイチゴ「ミガキイチゴ」を展開する「GRA」の岩佐大輝さん、西伊豆町を拠点に漁港の釣り場予約サービスを手がける「ウミゴー」の國村大喜さん、網代漁業の林晋也さんが登壇。それぞれの現場で培った経験を基に、1次産業を軸とした地域経営や新たな事業づくりについて意見を交わした。國村さんは、漁港を活用した新たな海業(うみぎょう)の可能性を紹介。漁業関係者と利用者双方に利益をもたらす仕組みづくりについて説明した。

 続いて発表された「網代ビジョン」では、「100万人むすびプロジェクト」として、「100人の活動者」「100軒の空き家」「100個の事業」を生み出す構想を掲げた。発表によると、現在までに南熱海エリアで自ら企画を主催する活動者24人、住居や宿、飲食店などに活用された空き家13軒、飲食店や教育、製茶所、マッサージ業など14事業が生まれているという。

 あじろ家守舎の山崎明洋さんは発表の中で、「圧倒的な熱量で地域のポテンシャルを解放する。誰かがやるのを待つのではなく、自らが起点となる」と話し、「素晴らしい人が集まっている」と地域に集うプレーヤーへの期待を示した。

 後半のトークセッションでは、「なぜ今、網代に人が集まるのか」をテーマに議論を展開。林業を手がけるアラハラスヤッホの吉田泰志さん、消防設備業・ウェックスの川口康平さん、山崎さんが登壇し、網代の魅力や地域との関わり方について語った。登壇者らは、海と山が近接する網代の立地や、多様な事業や暮らし方に挑戦できる環境に言及。漁業や観光だけでなく、森林資源や食、教育など分野を横断した取り組みが生まれている現状を紹介した。

 終盤には参加者も交えたディスカッションを行い、「1次産業×まちづくりの可能性」をテーマに意見交換した。会場では参加者同士が積極的に交流する様子も見られた。参加者からは「普段は1次産業に携わる人たちと直接話す機会が少ない。現場のリアルな声を聞くことができ、今後の仕事や活動の糧にしたい」の声が上がった。

 山崎さんは「網代に関わっていこうという人たちの熱気を確かに感じた。わくわく感を大切にしながら信頼関係を深め、新しい挑戦につなげていければ」と話した。

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