NPO法人「熱海キコリーズ」が12月2日、富士保育園(熱海市東海岸町)で熱海の森林保全に取り組む園児向け体験プログラムを開いた。
熱海キコリーズの能勢さんからオーナメント作りを学ぶ園児たち(関連画像5枚)
熱海キコリーズは2016(平成28)年に活動を始め、熱海の市有林や民有林の整備などに取り組む。同園の園児に熱海の森の豊かさを伝えようと、7月から5回にわたる体験プログラムを提供。5回目の今回は、森で集めたヒノキの葉や松ぼっくりなどを使ったクリスマスのオーナメント作りに臨んだ。園児たちは「赤い実がかわいい」「クリスマスに家に飾る」と話し、笑顔で楽しんだ。
11月には熱海キコリーズが保全活動を行っている市内の森林に園児たちを招待。長靴とカッパに身を包んで実際に森を訪れた園児たちは、散策路を歩きながら植物の解説を受けたり、オーナメント作りに使う材料を拾ったりした。
熱海キコリーズ代表の能勢友歌さんは「動植物と共存しているということを体験してもらい、自然に対して優しい気持ちなってもらえたら」と話す。