食べる

熱海ブランド「A-PLUS」アンテナショップに新規商品 特産品使った洋菓子など

販売開始で会見に臨んだ認定事業者ら

販売開始で会見に臨んだ認定事業者ら

  • 17

  •  

 今年度の熱海ブランド「ATAMI COLLECTION A-PLUS(エープラス)」認定商品の販売が12月12日、JR熱海駅の商業施設「ラスカ熱海」(熱海市田原本町)内のエープラス・アンテナショップで始まった。

ATAMI cafeの「小春の大好きなビタミンC 熱海レモンケーキ」など(関連画像3枚)

[広告]

 エープラスを認定する取り組みは、地元の魅力ある商品を全国に発信しようと、2012(平成24)年に始まり、熱海在住のソムリエ・田崎真也さんらが審査員を務める。ラスカ熱海内のアンテナショップは2016(平成28)年にオープン。今回の新規商品を含め、認定商品49事業所92品のうち一部商品を販売する。

 今回新たに販売するのは、coffee house 茶々(清水町)の「水出しコーヒー」、シトライカンパニー(西熱海町1)の「伊豆ピクルス」、ATAMI cafe(中央町)の「小春の大好きなビタミンC 熱海レモンケーキ」。各事業者らが12日、販売開始に当たって会見に臨んだ。

 「伊豆ピクルス」は、熱海特産のダイダイ果汁をピクルス液に使い、伊豆の野菜を漬け込んだ。ダイダイ農家でシトライカンパニーの岡野谷伸一郎さんは「特殊な製法でダイダイ酢を自社製造した。特産のダイダイの使い方に広がりを持たせられる商品になれば」と期待を込める。

 1979(昭和54)年創業のcoffee house 茶々は、ホットコーヒーで楽しむドリップパックがエープラスに認定されていたが、今回新たに春夏限定で販売する「水出しコーヒー」も認定された。パッケージにデザインしたイラストには、夏らしくサングラスをかけた「貫一・お宮」をあしらった。同店の斧あやさんは「審査員の田崎さんからは、焼酎を割ってもおいしいというアドバイスを受けた。通常とは違う味わい方を楽しめる」と話す。

 9月にオープンしたATAMI cafeは、市内スイーツ店のパティシエと開発したレモンケーキを販売する。熱海・伊豆山の農家から仕入れるレモンを生地などに使う。同店の竹内由里香さんは「冷やして食べると一層おいしく食べてもらえる。熱海を代表とするお菓子になっていけばうれしい」と話す。

 アンテナショップの営業時間は9時~19時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース