一般社団法人熱海怪獣映画祭が1月21日、第一小学校体育館(熱海市西山町)で「怪獣になっちゃうワークショップ」を開いた。
「自由な想像力で生まれる怪獣を考えて作ることで、創造力や感性を高めてほしい」と企画した同イベント。21日は、同団体の呼びかけで集まった市内の6人の児童が、思い思いの怪獣のかぶり物を作って楽しんだ。
参加した児童らは、切った段ボールに色を塗ったり、色紙などを貼ったりして3時間ほどかけて迫力ある怪獣を作り上げた。同法人代表理事の水野希世さんは「最近は怪獣を知らない子どもたちも多いので、怪獣の絵やアニメのキャラクターを参考にしてもらったが、自由な発想で私たちが想像していた以上の怪獣を作ってくれた」とほほ笑む。
静岡県にちなんだワサビの怪獣やダンボールで作ったチェーンソーを持つ怪獣など、完成した個性的な怪獣をかぶって撮影も楽しんだ。参加した児童らは「アルミホイルで作った怪獣の角がかっこよくできた」「絵の具で塗るのが大変だったが、楽しく怪獣を作ることができた」と話した。
水野さんは「今回のワークショップは初めての取り組みだったが、すでに市外のイベントからオファーもある。映画祭のPRにもつなげたい。子どもたちには、怪獣に興味を持ち、楽しみながら創造力を育んでもらえれば」と話す。