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熱海の老舗土産菓子製造「駿河物産」、初のカフェ併設直営店

「御菓子処 するが屋」の谷口茜さん

「御菓子処 するが屋」の谷口茜さん

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 「御菓子処(おかしどころ) するが屋」(熱海市咲見町)が3月5日、オープンした。

カフェスペースを併設した「御菓子処 するが屋」(関連画像4枚)

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 温泉まんじゅうなど土産菓子製造卸の「駿河物産」(小嵐町)が開いた同店。1960(昭和35)年創業の同社は、自社製造の和菓子を宿泊施設や土産物店に卸している。直営店は初の試み。同店の谷口茜さんは「社長の父が長年の夢だった自社の直営店。これまでは製造卸だったので直接聞けなかったお客さまの声を大切にしたい」と話す。

 同所で運営していた漬物店「なかだの梅干し」が昨年閉店。取引先として付き合いがあったことから店を引き継いだ。漬物店の売り場や作業場を改装し、カフェスペースを併設した和菓子直売所としてリニューアルした。カフェスペースには、テーブル8席、カウンター3席を設ける。

 カフェのメニューは、ミニせいろで熱々のまんじゅうを提供する「温泉まんじゅう せいろ蒸し」(500円)、牛皮を粒あんで包んだ「こはぎ餅」(520円)、修善寺で作られたこしひかりを使った「おにぎりランチ」(600円)。いずれも緑茶やコーヒーなどドリンクが付く。丹那牛乳を使った「いちごミルク」(450円)も用意。食材にはできる限り熱海や伊豆で取れたものを使うという。

 このほか店内では、同社が製造するアニメ「夢のクレヨン王国」とコラボした温泉まんじゅうや「なかだの梅干し」から引き継いだ漬物なども販売する。

 谷口さんは「コロナの影響で大変な時期も経験したが、活気付いている熱海の中で当社も頑張りたい。若い観光客や地元の人にも気軽に立ち寄ってもらえれば」と話す。

 営業時間は10時30分~14時30分。月曜・火曜定休。

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