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熱海にスペイン料理店「バルデビノス」、横浜から進出 「本場顔負け」パエリアを

スペイン料理店「バルデビノス」をオープンした野中バルディア万里夫さん

スペイン料理店「バルデビノス」をオープンした野中バルディア万里夫さん

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 熱海の初川沿いにスペイン料理店「バルデビノス」(熱海市中央町)が3月31日、グランドオープンする。

「本場スペイン顔負け」というパエリアを提供(関連画像6枚)

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 1月中旬からプレオープンを続ける同店。日本人の父とイラン人の母を持つ野中バルディア万里夫(マリオ)さんが店主を務める。パリで生まれて横浜・保土ケ谷で育ったという野中さんは、15歳から料理人になることを目指して飲食の世界に入り、洋食店やフランス料理店、バルなどで経験を積んだという。2015(平成27)年に独立し、横浜駅近くにスペイン料理店「バルデビノス」を開業。同店はコロナの影響で2020年に閉店したが、現在も、野毛や赤レンガ倉庫など横浜市内で飲食店4店舗を運営する。

 2年ほど前から熱海への出店を考えていたという野中さんは「新しい場所で新しい人のつながりを作りたかった。花火大会など年間を通して町全体で地域を活性化しようとしている動きにも引かれた」と話す。

 席数はカウンター席とテーブル席合わせて14席。カウンター席を中心に据えバル風の内装を施した。

 メニューは、「海の幸のパエリア」(1,900円)や「牛フィレステーキと生ハムのパエリア」(2,500円)など。野中さんは「本場スペイン顔負け。パエリアはスペインで食べるよりもおいしいと言われたことがある」と胸を張る。スペイン産若姫牛を使った「ハラミステーキ」(1,700円)、牛ハチノスのトマト煮込み「カジョス」(1,200円)、原木切り落としの「イベリコ豚の生ハム」(1,500円)なども人気だという。

 ワインはスペイン産を中心に各国の銘柄をそろえ、グラス(500円~)やボトル(3,000円~)で提供する。生ビールはスペイン製のビールサーバーから注ぐスペイン産生ビール「魔王(マオウ)」を提供。ウィスキーも約40種類をそろえる。

 グランドオープンに向けて、野中さんは「プレオープン中にもかかわらず地元の人や別荘の人が多く来店してくれてうれしい。皆さんに愛される店づくりを心がけ、一緒に熱海を盛り上げていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~翌1時(土曜・日曜は14時から)。月曜・火曜定休。プレオープン期間中は週末のみ営業。営業時間は、金曜=18時~翌1時、土曜・日曜=12時~翌1時。

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