熱海高校(熱海市下多賀)のビジネス観光類型の3年生が4月12日、複合リゾート施設「PICA初島」(初島)でレモンの苗木の植樹を行った。
PICA初島にレモンの苗木を植えた熱海高校の生徒たち(関連画像4枚)
同校が進める国産レモン発祥地・熱海をアピールする取り組み「この木!何の木!レモンの木プロジェクト」に賛同した富士急グループの富士急マリンリゾートとPICA初島が連携。共同プロジェクトの第1弾として、PICA初島内の「アジアンガーデン R-Asia」にレモンの苗木3本を植樹した。
同校で2年間育てて高さ約120センチに伸びた苗木を、16人の生徒が協力して植え込んだ。島内で排出された生ごみを活用した肥料で育てる。同校3年の小川瑠唯さんは「熱海は国産レモン発祥といわれるが、生産量は少なく、地元でも認知が低い。育てたレモンを使った商品開発やイベントに生かしていきたい」と話す。
同校は2019(平成31)年から、授業の一環でレモン栽培や地域の企業と連携した商品開発・販売などに取り組んでいる。今後、PICA初島内で提供するレモンを使ったメニュー開発やフォトスポットの設置を共同で進める予定だという。PICA初島支配人の藤原透さんは「若者視点の新しいアイデアを生かしていきたい」と話す。