熱海に古民家レストラン「YOFUKASHI(ヨフカシ)」(熱海市西山町)が7月15日、グランドオープンした。
シックな雰囲気を演出するオープンキッチンのカウンター席(関連画像5枚)
1960(昭和35)年に建てられた日本建築を改装して開業した同店。建物はかつて個人の別荘として使われていた2階建ての一軒家で、1階の内装をリノベーションした。席数は14席。オープンキッチンのカウンター席とテーブル席を設けた。
開業の経緯について、店舗責任者の阿古賢太朗さんは「熱海では珍しい古民家を生かした完全予約制の一軒家レストランをつくりたかった。建物のはりや柱などを生かして古民家の良さを残しながらも、木材やモルタルを使って和モダンな雰囲気に仕上がった」と話す。
料理は、ホテルのレストランや料亭、居酒屋などで和食を中心に30年以上の調理経験を持つ阿古さんが腕を振るうコース料理を用意する。「だしを利かせた和洋の創作料理を提供する。地魚や地元産の季節の野菜を使って素材を生かした料理にこだわる」と阿古さん。メニューは、ランチコース(4,290円~)とディナーコース(7,590円~)をそれぞれ3コースずつそろえる。いずれもワンドリンク付き。ビールや焼酎、ワインなどが飲み放題の「大人のドリンクバー」(2,750円)も用意する。貸し切りは6人から対応する。
5月末にプレオープンして以来、関係者や地域の人が来店してくれていたという同店。阿古さんは「町内清掃に参加するなどして近所の人と交流してきた。初めて会った人もとても親切にしてくれた。地域に根付いて愛される店づくりを続けていきたい」と話す。
営業時間は、12時~14時、17時~21時。駐車場2台あり。