宿泊施設「Rakuten STAY 熱海」(熱海市和田浜南町)が7月24日、熱海海浜公園近くにグランドオープンした。
楽天グループの楽天ステイ(東京都千代田区)が運営する同施設。ホテルニュータカハシの跡地に立ち、地上9階地下1階建て。客室数は定員2~6人のスタンダードルーム、定員4~6人のスイートルーム合わせて33室。全ての客室から海を望め、一部客室はペット連れの宿泊もできる。天然温泉を引いた大浴場のほか、ワークスペース、ハンモックやファイヤーピット(たき火台)を備えた屋上テラス、カラオケルームなども備える。
施設へのチェックインやチェックアウトは、タブレットを使って無人化した。ラウンジでは、ビールやカクテル、ジュースなどの飲み物を飲み放題・無料で用意する。食事付きの宿泊プランでは、食事に地魚を使った手巻きずしやキンメダイのハンバーガーなどを用意。スイートルームのうちキッチンを備えた1室では、出張シェフが作るフレンチコース料理を味わえるようにした。
共有スペースには、ショッピングサイト「楽天市場」で販売するサンプル商品を並べ、宿泊客に商品を体験してもらうサービスも提供する。
同社広報担当者の荒井俊洋さんは「無人チェックインを備えるなど、熱海には珍しいタイプの宿泊施設。客室やインテリアのデザインにもこだわっている。海や山の景色、花火大会の時の目の前に打ち上がる花火など、熱海のリゾート感を楽しんでもらえれば」と話す。