深海魚を触れるイベント「深海魚タッチ」が9月16日、熱海銀座商店街の「釜鶴ひもの店」(熱海市銀座町)で開かれた。
田原さん(左)の説明を受けて深海魚に触る参加者たち(関連画像4枚)
深海魚の魅力を知ってもらおうと企画した同イベント。当日は、深海魚アパレルブランド「lavca.m(ラブカドットエム)」を運営する深海魚愛好家の田原舞さんを招き、深海魚の名前や特徴などの解説も行った。
店頭には、メンダコなど沼津や宮崎から取り寄せたという約50種類の深海魚が並んだ。熱海市内にある障がい者就労支援施設「熱海ふれあい作業所」(網代)が製作した缶バッジの購入者に「深海魚タッチ」を体験してもらった。店頭に並んだ普段見ることがあまりない深海魚の姿に人だかりができた。愛知県から家族旅行で訪れたという竹内優人君は「ムニュムニュしていた。エビやカニは見たことがあったが、いろいろな魚に触れられて面白かった」と話す。
同店スタッフの村井隆行さんは「自分が深海魚にはまってしまったのがイベントのきっかけ。深い海にはかわいいたくさんの種類の魚がいることを実際に見て触って知ってもらえたら」と話す。
田原さんは「一度にここまで多くの種類の深海魚を見る機会はめったにない。深海魚というと怖いイメージがあるかもしれないが、実際に触ったり、グッズにして見てもらったりすることで興味を持ってもらえたら」と期待を寄せる。
9月30日も同店で同様のイベントを行う。開催時間は11時~15時。