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SS伊豆が東海1部昇格 ホーム熱海でロスタイムにゴール決める

東海1部リーグ昇格を決めてファンと喜びを共にするSS伊豆の選手

東海1部リーグ昇格を決めてファンと喜びを共にするSS伊豆の選手

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 東海社会人リーグ2部のサッカークラブ「SS伊豆」が10月8日、姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)で「トヨタ蹴球団」とホーム最終戦を戦い、1-1で引き分けた。勝ち点を1つ積み上げて来シーズンの東海1部リーグ昇格を決めた。

ドリブル突破でチャンスを生み出す杉本選手(関連画像8枚)

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 伊豆半島をホームタウン、姫の沢スポーツ広場をホームグラウンドに活動する同クラブ。ここまで14試合を戦い、10勝4敗で2位につける。前節はアウェーで「FC.Bombonera」に勝利して3連勝。1部リーグ自動昇格圏の2位をキープして今節に臨んだ。

 他会場の結果次第で、勝つか引き分けで昇格が決まる大事な一戦を前に、SS伊豆代表の片岡大輔さんは「自分たちのプレーに集中して勝ち点を取りにいく」と力を込めて試合に臨んだ。

 試合は、前半12分に先制を許す苦しい展開に。それでも杉本マテウス選手が再三のドリブル突破からゴールに迫る。後半も勢いを増して攻め続けるSS伊豆は、熱海出身・鈴木海都選手のフリーキックが相手ゴールを脅かすが、あと一歩のところで決められない。1点リードされたまま後半ロスタイム4分、ゴール前に流れたボールを杉本マテウス選手が押し込んで土壇場で同点に追いつく。ディフェンス陣も今季新加入したベテランGK桑水流拓也選手を中心にした堅い守りで失点を1点に抑え、歓喜のタイムアップを迎えた。

 他会場の結果を受け、SS伊豆は自動昇格圏の2位が確定。2016(平成28)年に設立したSS伊豆は、コロナ禍で入れ替えがなかったシーズンを除いて毎年昇格を続ける。試合後、片岡さんは「今日の試合は最後まで諦めずに選手たちがよく頑張ってくれた。見ている子どもたちにも最後まで追いかける大切さが伝わったと思う」と話す。「こんな劇的な昇格の仕方があるのかと思うほど、このチームはしぶとい。来シーズンも1部リーグで泥臭く、しぶとい戦いを続ける」と力を込める。

 次節の今季最終戦は10月15日11時から、中京大学豊田キャンパスサッカー場で「Chukyo univ.FC」と戦う。

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