宿泊施設「Hostel & Cafe izu-no-umi」(熱海市昭和町)が11月11日、リニューアルオープンした。
2021年に素泊まり宿「伊豆の海」として開業した同施設。リニューアルでは、1階のフロントスペースをカフェスペースに改装し、ドーナツを売りにしたカフェ「studio.kitchen Chill(チル)」をオープンした。施設の名称も「伊豆の海」を「Hostel & Cafe izu-no-umi」に変えて再出発する。
リニューアルのきっかけについて、同施設広報担当者の鹿島隆介さんは「宿泊客からの朝食ニーズや地域の人からカフェを要望する声があった。観光客だけでなく、近隣住民も立ち寄ってくれる場所を作りたいと思った」と振り返る。
カフェの運営は、以前近隣でドーナツ店を運営していた橋本雅美さん・善隆さん夫婦が行う。手作りドーナツ、パン(以上150円~)、サンドイッチ(300円~)などを提供。ミートパイ(150円)やワッフル(200円)のほか、和食店で働いた経歴を持つ善隆さんの腕を生かしてサバの押しずしやキンパなども販売する。ドリンクは、カフェインレスのコーヒーや紅茶などを提供。ドーナツ、ヨーグルト、サラダ、ドリンクをセットにした「モーニングセット」(500円)も販売する。全て宿泊客以外にも提供する。営業時間は6時~15時(モーニングセットの販売は8時まで)。静岡県東部を拠点に活動する占い師Romaさんが占いも提供する。料金は30分=1,500円。
鹿島さんは「カフェはワークショップや打ち合わせなど幅広く使ってもらいたい。地域住民と宿泊客が交流できるような場所になればうれしい。地域の活気づくりに貢献したい」と話す。