「熱海市スポーツ祭サッカー大会小学生の部」が2月18日、姫の沢公園スポーツ広場(熱海市伊豆山)で開かれた。
熱海市体育協会が主催し、熱海市サッカー協会が主管する同大会。40年以上前から行われてきた大会で、ピーク期の昭和後半から平成前半にかけては市内から500人以上の児童が集まって汗を流したという。2019(平成31)年2月の大会を最後に、コロナ禍のため開催を見合わせてきた。同年までは学校チームが対抗試合を行う方式だったが、今回はエントリーした子どもにサッカーを教えたりチーム分けして試合してもらったりする大会に変更した。
当日は、市内の小学校高学年の児童を中心に22人が集まった。今年は初めて、熱海市サッカー協会の片岡大輔理事が代表を務める社会人サッカークラブ「SS伊豆」が協力。チームのスタッフや選手が運営を手伝い、練習では子どもたちにドリブルなどを教えた。練習後は4チームに分かれ、SS伊豆の選手も加わって試合を楽しんだ。
同協会事務局の石渡久照さんは「今年はSS伊豆が東海1部リーグに昇格し、ジュニアチームもできた。熱海全体のサッカーがさらに盛り上がればうれしい」と話す。「少子化や教員の働き方改革で部活の在り方は変化しているが、市内の団体が連携して活動することでサッカー以外のスポーツも活性化させてほしい」とも。