計画ホテル事業者らが2月29日、熱海市中央町の旅館「玉乃井本館」跡に建設が計画されている新規ホテルについての住民向け説明会を行った。
国道135号と県道の角地にあるホテル建設予定地(関連画像5枚)
建設予定地は、国道135号上り線沿いにあり、2008(平成20)年に閉館した旅館「玉乃井本館」跡。現在は駐車場として使われている。敷地面積は3158平方メートル。事業者は住友不動産(東京都新宿区)。協議代理者と設計者は西松建設(港区)。
計画によると、建築物の用途はホテルで、地上10階、高さ30メートル、客室数は82室。10階フロアに大浴場とレストランの設置を計画する。駐車場は41台。延べ床面積は7668平方メートル。着工は今年7月1日、完成は2026年6月30日を予定しているという。
ホテル運営は、住友不動産の子会社「住友不動産ヴィラフォンテーヌ」(新宿区)。同社は、宿泊特化型ホテルブランド「ヴィラフォンテーヌ」、リゾートホテルブランド「ヴィラージュ」などを首都圏中心に展開している。静岡県内では「ヴィラージュ伊豆高原」(伊東市)を運営している。
現在、熱海市内では複数の宿泊施設建設が計画されている。国道135号上り線には大型リゾートホテル「ラビスタ熱海(仮称)」の建設も進むほか、国内ホテルチェーンが次々に参入している。