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熱海サンビーチ前で「ラビスタ熱海」着工 市内でホテル開業計画続々

「ラビスタ熱海」建設地、隣接は「熱海パールスターホテル」

「ラビスタ熱海」建設地、隣接は「熱海パールスターホテル」

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 共立メンテナンス(東京都千代田区)が開業準備を進める宿泊施設「(仮称)ラビスタ熱海」(熱海市東海岸町)の工事が3月8日、始まった。

建設予定地から海を望む

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 ホテル事業として「ドーミーイン」「ラビスタ」「ウェルネスの森」などのブランドで全国展開する同社。熱海市内では「ラビスタ伊豆山」(伊豆山)を経営しており、「(仮称)ラビスタ熱海」は市内で2軒目の「ラビスタ」となる。「(仮称)ラビスタ熱海」の設計監理は佐野建築研究所、施工は東急建設。全体工期は3月8日~2024年6月30日を予定。開業日は未定だという。

 開業予定地は国道135号線に面し、目の前に熱海サンビーチが広がる。2003(平成15)年に解体された旧熱海グランドホテルの跡地で、長年にわたり空き地となっており、一部は近隣の宿泊施設の駐車場として活用されてきた。同施設は地上17階・地下2階で、階段状の土地に計5棟の建物で構成する計画。当初は2019(平成31)年3月着工、2022年12月の完成を計画していた。2019(平成31)年2月にまちづくり条例に基づく公聴会を行うなどし、着工に向けて調整を進めていた。

 隣接地には、開業を控える高級ホテル「熱海パールスターホテル」(東海岸町)が建つ。同ホテルは2020年12月のオープンを予定していたが、その後延期され、現時点で開業日は発表されていない。これ以外にも、市内には開業予定の宿泊施設が複数あるが、新型コロナウイルス感染拡大により、開業時期に影響を受けたホテルもある。「プリンス スマート イン 熱海」(春日町)は、当初2020年夏に予定していた開業時期を、今年4月21日に延期していた。熱海港の遊休市有地(和田浜南町)には、東急不動産が会員制ホテルの建設を提案していたが、昨年7月に新型コロナウイルスの感染収束が見えないとの理由で、提案を取り下げている。

 市内では、3月に「キュレーションホテル」が3施設同時に開業。4月には「プリンス スマート イン 熱海」のほか、「熱海 ふふ別邸 木の間の月」(水口町)が開業を控えている。5月にも「Deeva OCEAN FIELD 熱海SPA」(桃山町)が開業を予定するなど、感染症拡大により大きく落ち込んだ宿泊客数の回復を見込んだ業容拡大が続く。

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