「坂本武典日本画展と画家が集めた日本画コレクション展」が4月1日、熱海市指定有形文化財「起雲閣」(熱海市昭和町)で始まった。
熱海出身・在住の日本画家・坂本武典さんが、近年の自作4点と絵の勉強のために集めたというコレクションの一部15点の合わせて19点を展示する同展。坂本さんは「自宅に置いておくより、多くの人に見てもらいたい。特に絵を学んでいる生徒は見て勉強してほしい」と話す。会期中には展示替えを予定する。
15点のうち半数は、坂本さんが師事した故・高山辰雄さんと高山さんに師事した作家の作品。高山さんは文化勲章受章者で、作品は人の精神性を作品に写し取った人物画が多いという。坂本さんは「日本画家が集めた日本画という観点が面白いと思う。自分のことを明かすようなことになるが、興味を持って見てもらえれば」と話す。
開催時間は9時~17時(最終日は14時まで)。水曜休催。観覧には起雲閣入館料(大人610円ほか)が必要。5月26日まで。