熱海の新春の催し「第81回熱海梅園梅まつり」「第15回あたみ桜糸川桜まつり」が1月11日、開幕した。
約4万4000平方メートルの敷地に樹齢100年を超える古木を含め60品種469本の梅の木が植わる熱海梅園(熱海市梅園町)には、開園から観光客や住民が来園した。日本一早咲きといわれる熱海梅園の梅は、昨年10月16日に初開花が見られたが、その後の冷え込みにより開花が遅れている。例年は2月中旬に見頃を迎える。
11日のオープニングセレモニーでは、「熱海囃子笛伶(ばやしてきれい)会」による太鼓の演奏や熱海芸妓の演芸が披露され、開幕を盛り上げた。熱海市観光協会の中島幹雄会長は「開花が遅れているが、その分長く楽しめるので二度三度と足を運んでもらえれば」と呼びかけた。期間中、大道芸や歌謡ショーなどが行われる。日曜・祝日には、甘酒と梅茶を無料で提供する。入園料は一般=300円ほか。3月2日まで。
桜まつりは2月9日まで、糸川遊歩道で開かれる。1月下旬から2月上旬の「あたみ桜」の見頃にかけて大道芸やバンド演奏などを行い、見物客を楽しませる。期間中の16時30分~23時にはライトアップも行う。