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熱海で「伊豆峯辺路」トークイベント 伊豆山起点の修験道の魅力を深掘り

トークイベント「伊豆峯辺路ヲカタル」の様子

トークイベント「伊豆峯辺路ヲカタル」の様子

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 トークイベント「伊豆峯辺路(いずみねへじ)ヲカタル」が11月16日、起雲閣(熱海市昭和町)で行われた。主催は「美しい伊豆創造センター」(伊豆市)とイベント企画立案を手がける「IZAIZU」(伊東市)。

トレッキングガイドブック「伊豆半島ジオパークトレッキングガイド 古の道 伊豆峯辺路を歩く」

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 トレッキングガイドブック「伊豆半島ジオパークトレッキングガイド 古(いにしえ)の道 伊豆峯辺路を歩く」(静岡新聞社)の発刊(11月19日)を記念して開催された同イベント。伊豆山を起点に伊豆半島を一周する巡礼路「伊豆峯辺路」の魅力を発信しようと開いた。

 当日の第1部では、国学院大学の深澤太郎教授と伊豆半島ジオパークの研究員・遠藤大介さんが登壇し、考古学と地質学、ジオパークの視点から峯辺路を深掘りした。深澤教授は、伊豆修験の歴史的な背景や、峯辺路が果たした役割について解説。遠藤さんは峯辺路の地質的な特徴やその風景について解説した。

 第2部には、取材チームから執筆者ら3人が登壇。「IZAIZU」の船本祐司さんと「子鹿社」の田邊詩野さん、作家の清水玲さんが、実際に峯辺路を歩きながら見た景色や感じたことを発表すると、聴衆は深く引き込まれる様子を見せた。伊豆峯辺路の学術的な価値を改めて認識させると同時に、地域資源としての可能性にも焦点を当てた。特に峯辺路をトレイルとして復活させる取り組みでは、地域と観光、文化がどのように結びつくかというところに聴衆が耳を傾ける場面も見られた。

 17日には、実際に伊豆峯辺路を歩くウオークイベントを開いた。今後も伊豆峯辺路をテーマにしたイベントの開催を予定しているという。

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