企画展「熱海駅開業100周年展」が現在、起雲閣(熱海市昭和町)で開かれている。
JR熱海駅が3月25日で開業100周年を迎えることを記念して開催されている同展。館内の企画展示室前の通路に写真や年表などを展示する。
1925(大正14)年3月25日の熱海駅開業をはじめ、1896(明治29)年に開通した「豆相(ずそう)人車鉄道」や1934(昭和9)年の丹那トンネル開通、2016(平成28)年の新駅舎・駅ビル開業など8つのストーリーに分け、写真などを展示。熱海駅と熱海市内の主な出来事を載せた年表も張り出している。熱海駅の駅員が手作りしたという再利用ダンボールを使った開業当時の駅舎の模型や熱海駅に乗り入れていた車両の模型も並べる。展示している写真は、市内の写真店や熱海市立図書館、個人などの協力で集めた貴重な物という。
観覧に訪れていた観光客は「熱海駅の100周年は起雲閣に来て初めて知った。歴史と熱海の発展を感じる」と話していた。
3月31日まで。
起雲閣の開館時間は9時~17時。水曜休館。入館料は大人610円ほか(市民割引あり)。