熱海の今宮神社(熱海市桜町)を拠点とする混声合唱団「Musikverein Imamiya(ムジークフェラインイマミヤ) 今宮楽友会」が発足した。
創建1700年以上の歴史を持つ今宮神社を舞台に、歌声を通じて人と人、地域と歴史、現在と未来をつなぐことを目的に活動する合唱団として設立。神社の祭礼や行事に寄り添いながら、音楽によって喜びや癒やし、縁を地域に広げていくことを理念に掲げる。
結団時の会員は20代から70代までの33人。地域内外から幅広い世代が集まり、新たな文化活動の担い手としてスタートを切った。
名称は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地として知られる音楽の殿堂「ムジークフェライン」にちなみ、「Musikverein Imamiya」とした。地域に根差しながらも、国内外に誇れる合唱団を目指すという。組織は、今宮神社宮司の泉明寺みずほさんが会長を務める。脚本家やテレビプロデューサーらが顧問として名を連ね、音楽教育家の三瓶進さんが合唱指導を担当。練習は月1回、同神社社務所で行う。
活動では、日本の唱歌や合唱曲に加え、ベートーベンの交響曲第九番「歓喜の歌」などもレパートリー候補に挙げる。今後は7月に同神社で行われる「祈りの夕べ」、12月には起雲閣での演奏も予定している。
4月18日には結団式が開かれ、団員が初顔合わせを行い、今後の活動方針を共有するとともに、早速発声練習や楽曲練習に取り組んだ。泉明寺さんは「1月にウィーンで第九を実際に聴き、深く感銘を受けたことが発足のきっかけとなった。歌には人を癒やす力があると感じた。人々の心に響く歌を届けていきたい」と話す。