7月5日に公開を予定している熱海をモデルにしたサメ映画「温泉シャーク」の上映劇場が5月25日、発表された。
「温泉シャーク」は、熱海をモデルにした「S県暑海(あつみ)市」を舞台に、古代からよみがえった凶暴なサメと人々との戦いを描いた特撮アクション映画。昨年5月から12月にかけて、熱海や都内などでロケを行った。脚本・監督は、「全国自主怪獣映画選手権」で2連覇した井上森人さん。熱海在住の映像作家・永田雅之さんがプロデューサーを務める。
発表された劇場は、東京都内2館、神奈川県2館、群馬県2館、栃木県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県各1館の計13館。劇場が発表されると、SNSでは「九州はどうした!? 待ってるよぉ」「特撮の須賀川でもぜひに!」「沖縄に来るかな」などの声も寄せられた。
昨年、クラウドファンディングで制作費などの支援を募ったところ、目標額100万円をわずか5時間で達成。最終的に1,000万円を超える資金を集めた。4月に公開された予告編では、サンシャイン池崎さんがナレーションを担当。音楽ユニット「Storytellings」が手がけたテーマ曲も公開している。
今後、熱海でもさまざまなイベントを計画しているという。永田さんは「6月下旬に熱海市内で先行上映会を予定している。公開に合わせて、コラボメニューも市内のいくつかの飲食店で提供してもらう」と話す。「映画が盛り上がって、ロケ地の熱海にもたくさんの人が来てくれれば」と期待を込める。