「第3回熱海怪獣映画祭」が3月12日、ホテルニューアカオ(熱海市熱海)でのコンサートを皮切りに3日間の祭典が始まった。13日・14日は国際観光専門学校熱海校(中央町)で怪獣映画の上映があり、市内には「怪獣ファン」が多く詰め掛ける。
「ゴジラ伝説 熱海絶対防衛ライブ フェーズ2~楽園の守護者」と題したコンサートは、出演者のオープニングトークで始まった。コンサートは、井上誠さん、ヒカシューさん、チャラン・ポ・ランタンさん、マリアンヌ東雲さん、吉田隆一さん、後藤篤さん、辰巳光英さんと共に、熱海の合唱団「SoulWings」により、「キングコング対ゴジラ」の演目を披露し、会場を盛り上げた。会場は、感染症対策を取ったうえで開催。ライブ配信も行い、会場に来られない人もコンサートを楽しんだ。
上映作品は、13日=「総天然色ウルトラQ」「怪獣の日」「装甲巨人ガンボットGUNBOT危うし!あべのハルカス」「全国自主怪獣映画選手権 熱海傑作選2021」、14日=「怪獣少年85歳 出雲へ」「キングコング対ゴジラ」「劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」。このほか、市内の宿泊施設などで、トークショー「『熱海を怪獣の聖地に』って実際にどうなの?」、熱海を舞台に撮影された映画「熱海モンスター」の上映会も開く。
映画祭を主催する一般社団法人「熱海怪獣映画祭」代表理事の永田雅之さんは「コロナ禍ではあるが、『熱海を怪獣の聖地に』の火を消さないよう、多くの方の協力で開催にこぎ着けた。第4回は11月に開く予定だが、そのためには多くの人に参加してもらい、熱海も楽しんで話題にしてもらって、この第3回を盛り上げたい。熱海が怪獣の聖地になり、日本のハリウッド、日本のカンヌになるのも遠くない未来に実現できたら」と意気込みを見せる。