熱海駅前にチーズケーキファクトリー「熱海ミルチーズ」(熱海市田原本町)が3月20日、グランドオープンした。経営は、「熱海プリン」や「いちごBon Bon BERRY ATAMI HOUSE.」を手掛けるフジノネ(下多賀)。
同店のテーマは「熱海温泉とお風呂」。「熱海を象徴する新たなスイーツを届けたい」という思いで、「風呂まーじゅケーキ」「桶(おけ)プリン」などのユニークなネーミングの商品もそろえる。店内は木製の風呂桶、銭湯のロッカー、のれんなどを飾り、温泉を彷彿(ほうふつ)とさせる内装に仕上げた。空きビルを全面改装し、店内壁面には熱海温泉の歴史をイラストで表現。熱海温泉の魅力も発信するのが狙いだという。1階ではテークアウトのスイーツや土産物を販売し、2階にイートインスペース8席を設けた。
メニューは、「風呂まーじゅケーキ」(ミルクチーズ・チーズこいめ=400円、いちご=420円)、「ミルチーズ」(ミルク=380円、抹茶=400円、いちご=420円)、「飲んでミルチーズ ミルク」(380円)、「桶プリン」(650円)、「温玉ソフト」(650円)、「食べてミルチーズパフェ」(720円)など。熱海レモンや塩のトッピングで「味変して楽しむことができるメニューもある」という。牛乳瓶や桶に入れるなどし、「見た目もかわいい仕上がりにした」とも。土産物商品は、「ミルチーズ ダックワァズ」「ミルチーズクッキー ラングドシャ」「とろーりチーズケーキ」を用意する。
佐野貴彦支配人は「熱海に来る観光客や地域の人に元気になってもらえるような店にしたい。お菓子を通じて笑顔がつながる店になれれば」と期待を込める。「しょっぱい熱海温泉が好きな、熱海プリンのキャラクター『かば』と新キャラクター『うーしー』で盛り上げたい」とも。小暮さくら店長は「オープン前から、楽しみにしているとお声掛けを頂いている。熱海の太陽のように元気と感動を届けられるようにしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は10時~18時。