
熱海と初島を結ぶ「初島リゾートライン」で7月21日、小学生を対象にした「一日船長体験」イベントが行われ、親子連れらが船旅と「特別な体験」を楽しんだ。
船長と「金波銀波」前で記念撮影をする一日船長(関連画像5枚)
同イベントは、一般社団法人「日本旅客船協会」が展開する「海の日 小学生運賃無料キャンペーン」に同航路を運航する富士急マリンリゾート(熱海市和田浜南町)が賛同して実施したもの。海洋国・日本の未来を担う子どもたちに船に親しんでもらおうと毎年開催している。21日は、小学生の乗船運賃を無料にした。
今年は、7月12日に就航したばかりの新船「金波銀波(きんぱぎんぱ)」が初めて舞台となり、注目を集めた。公募・抽選で選ばれた小学生3人が「一日船長」として特製ユニホームを着用して参加。普段は立ち入ることができない操舵(そうだ)室で船内放送を体験したり、乗船客を出迎えたりと、本物の船長さながらのひとときを過ごした。一日船長を務めた熱海市立桃山小学校2年の磯部七花さんは「(操舵室には)ボタンがいっぱいあった。久しぶりに乗ったけど、船の中はいろんな座る場所ができていて、こういう船があるんだとすごいと思った」と話していた。
「操舵室記念撮影会」も同時に開催。一日船長の対象年齢に満たない子どもや抽選に外れた家族連れなど15組が、操舵室内で記念撮影を楽しんだ。
富士急マリンリゾートの柄沢将さんは「今回で17回目のイベント。海の日の企画を通して、子どもや、その家族に海の魅力を知ってもらい、海のレジャーを楽しむきっかけになれば。初島にさらに多くのお客さまに遊びに来てもらいたい」と話す。