レモネード専門店「Terminal-A」(熱海市中央町)が8月22日、熱海市役所近くにオープンした。
空港をモチーフにしたという白色が基調の店内には12席を設ける。ネーミングも空港をイメージし、「A」は熱海の頭文字を取った。同店の勝又莉沙店長は「いずれは略して『エータミ』と呼んでもらえるように地域に親しまれる店にしたい」と話す。
当初は熱海での出店予定は無かったという。勝又さんは「熱海にはレモネード専門店が無く、熱海で新しいことにチャレンジしようと出店に至った」と話す。「出店に際し、都内などのレモネード専門店のドリンクを研究し、試行錯誤を繰り返して、特に甘さと氷にこだわった」と勝又さん。甘過ぎず、酸っぱ過ぎないバランスの取れた甘みのあるレモネードに仕上げたという。ドリンクに入れる氷は、店内に設置した専用の製氷機で作っている。勝又さんは「天然の氷と同じように、時間をかけてゆっくり氷を作る特注の製氷機。溶けにくい氷を入れることで、味が薄くならないようにしたかった」とこだわりを説明する。
メニューは、自家製レモンシロップを使った「レモネード」や「レモンソーダ」(以上、500円)など。緊急事態宣言中は提供を控えるが、アルコールメニューもそろえる。勝又さんは「まだオープンしたばかりで間に合っていないが、熱海は国内レモン発祥の地と言われているので、熱海産や静岡産のレモンにこだわっていきたい」と話す。現在は、レモンを作る農家に足を運び、実現に向けての話をしている最中だという。
今後について、勝又さんは「今はオープンを知った地元の人たちが立ち寄ってくれている。飲みやすいテイストなので、お子さま連れのお客さまにも利用してもらえれば。人通りの多い熱海銀座商店街からは少し離れているが、レモネードを求めて足を運んでもらえるような店にしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~20時。火曜定休。