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熱海・桃山に「Deeva OCEAN FIELD 熱海SPA」 ダイビング拠点にカフェと工房を併設

オーシャンビューの手作り工房マリンクラフト「人魚の入り江」

オーシャンビューの手作り工房マリンクラフト「人魚の入り江」

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 観光複合施設「Deeva OCEAN FIELD 熱海SPA」(熱海市桃山町)がオープン1カ月を迎えた。経営は、不動産業、飲食店、ダイビングスクールなどを手掛ける「丸八殖産」(東京都中央区)。

スパイスと赤ワインで煮込んだ「海賊カレー」

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 同社は、3年前に東京・新橋にダイビングショップ「Deeva OCEAN FIELD」を開設するとともに、熱海でダイビングの拠点「松風荘」を開設して運営してきた。現在は、熱海や伊豆でファンダイビング、ダイビング体験・講習を提供する。沖縄ではダイビングに加え、伝統的木造船「サバニ」の体験ツアーも行なっている。

 同施設は、「海と人をつなぐ」をコンセプトに「松風荘」に隣接する自社物件に7月25日、オープン。元々は他社の保養所だった建物をリノベーションして開業にこぎ着けた。松風荘が提供してきたダイビングサービスに加え、手作り工房マリンクラフト「人魚の入り江」、テラスカフェ「海賊の隠れ家」を新しくオープン。全3室からなるダイバー専用の客室と温泉大浴場も設けた。手作り工房とカフェは、ダイバーや宿泊者以外の一般客も利用できる。

 同施設の河野真悟さんは「オーシャンビューのカフェや貝殻などを使ったマリンクラフトをきっかけに、海やダイビングに興味を持ってもらえればと、複合施設を企画した。オープンして1カ月たつが、ダイビング目的のお客さまだけでなく、SNSを通じて当施設を知った人や、施設周辺に住んでいる人にもカフェやマリンクラフトを多く利用してもらっている。子どもや孫を連れて来ても楽しめると喜ばれている」と笑顔で話す。

 マリンクラフトのメニューは、貝殻やサンゴを使って作る「ジェルキャンドル」(3,960円)、「UVレジン アクセサリー」(3,520円)、「デコレーション フォトフレーム」(2,970円)など。材料カウンターに並んだパーツを選び、インストラクターのアドバイスを受けながら作ることができる。

 併設するカフェは、「海賊と人魚」がテーマ。オーシャンビューの店内か屋上のテラス席で食事を楽しむことができる。フードメニューは、スパイスと赤ワインで煮込んだ「海賊カレー」、「アイランドパスタ」、「キャプテンタコライス」(以上、1,290円)、お子さまランチ「ヨーホープレート」(660円)など。ドリンクメニューは、フルーツゼリーとヨーグルトフローズンが層になった「マーメイドスムージー」(880円)、海をイメージした「オーシャンチーズケーキ」(660円)など、写真映えするメニューが並ぶ。河野さんは「メニューは自社の飲食事業部門から監修を受け、何度も試作を繰り返して完成した。見た目も楽しめることと、手作りにこだわった」と説明する。緊急事態宣言を受けて現在は販売を見合わせているが、熱海産ダイダイを使ったオリジナルカクテル「橙(だいだい)モヒート」「橙ジャック」「橙モルガン」(以上、880円)などアルコールメニューもそろえる。

 ダイビングサービスの利用は好調に推移しているという。送迎や器材レンタル、温泉付きの「1日体験ダイビング」(1万6,500円)、「ファンダイビングコース」(1万8,700円)、ライセンスコース「オープンウォーターダイバー」(2日間、7万6,780円)など、初心者からプロダイバー向けのコースまでを提供する。河野さんは「沖縄の拠点と連動したツアーやテラスバーベキュー付きのプランも計画している。今後は熱海の他の事業者らとコラボするなどして、地域の活性化にも貢献していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、手作り工房とダイビングショップが10時30分~17時30分、カフェが11時~17時。水曜定休。

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