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熱海の農産加工品販売会社未活用甘夏を商品化 「もったいない」を救う

「甘夏ジンジャーエール」の販売を始めた「温まる合間に」の栗本遼さん

「甘夏ジンジャーエール」の販売を始めた「温まる合間に」の栗本遼さん

 地産地消にこだわった農産加工品の開発・販売を手がける「温まる合間に」(熱海市銀座町)が4月20日、伊豆産の甘夏と国産ショウガを掛け合わせた「甘夏ジンジャーエール(炭酸入り)」の販売を始めた。

新たに販売を始めた「甘夏ジンジャーエール(炭酸入り)」

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 熱海出身の栗本遼さんが2023年4月に設立した同社。熱海を拠点に伊豆・湘南地域の農家と連携し、旬の素材や市場に出回らない規格外の農産物を直接仕入れ、素材本来の味を引き出す商品作りを基本に事業を展開する。これまで「伊豆レモネード(炭酸入り)」や「熱海ジャムファクトリー」シリーズなどの製造販売を行っている。

 新たに販売を始めた「甘夏ジンジャーエール(炭酸入り)」は、甘夏特有の爽やかな甘みと香りに、ショウガの辛みが加わったノンアルコールカクテルのような味わいが特徴。一般的なご当地サイダーの果汁比率が1~3%程度であるのに対し、同商品は甘夏の果汁を10%使い、果実の風味をふんだんに感じられる仕上がりとした。香料、着色料、甘味料は使用していない。

 栗本さんがJAふじ伊豆から、年間約3トン以上の加工用甘夏が未活用のまま廃棄されている状況を聞いて開発を始めた。同社の商品「伊豆レモネード(炭酸入り)」の姉妹商品として誕生。豊かな伊豆の農産物を無駄にしたくないという同社の考えが背景にある。

 栗本さんは「自信を持って提供できる一品に仕上がった。これまで有効活用されていなかった素材を生かすことで、生産者への還元や地域の活性化にもつながればと考えている。多くの人に手に取ってもらえたらうれしい」と話す。

 価格は340ミリリットル=500円。同社オンラインストアで取り扱うほか、静岡県内の道の駅・土産物店など、順次販売店を拡充していく予定。

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