食べる

熱海駅前に「熱海ばたーあん」 老舗和菓子店のあんを使った和洋折衷スイーツ販売

商品をアピールする「熱海ばたーあん」の新藤蘭店長

商品をアピールする「熱海ばたーあん」の新藤蘭店長

  • 95

  •  

 「又一庵謹製 熱海ばたーあん」(熱海市田原本町)が8月7日、熱海駅前の仲見世通り商店街にグランドオープンした。経営は「フジノネ」(下多賀)。

仲見世通り商店街にオープンした「熱海ばたーあん」

[広告]

 「熱海プリン」などを展開する同社と、明治4年創業の老舗和菓子店「又一庵」(磐田市)とがコラボレーションした同店。又一庵の自家製あんを使った「和洋折衷スイーツ」を販売する。同社のグループ会社「TTC」(上多賀)は2018(平成30)年、又一庵をM&Aによりグループ化している。

 開業に当たり、支配人の佐野貴彦さんは「熱海が和洋の文化で発展してきたことから、文明開化をテーマにしたスイーツ店にした。文明開化の象徴であるあんパンを、又一庵のあんとバターで商品開発し、バターのコクと小豆の香りを楽しんでもらえる商品に仕上げた」と説明する。

 商品は、仲見世通りに店を構える「パン樹 久遠」のパンに粒あんとバタークリームを閉じ込めた「ばたーあんパン」(380円)、熱海市の花である梅の花をかたどった最中に粒あんとバタークリーム、果物を挟んだ「フルーツ最中」(380円~)、「熱海ばたーあんのマリトッツォ」(420円)など。

 土産物として、「ばたーあんパンまんじゅう」(1個170円)、「ばたーあんけいく」(1,980円)、又一庵の「手焼ききんつば」(1個183円~)などもそろえる。イートインスペースは無く、テークアウトのみ対応する。

 又一庵の西澤佑梨さんは「『熱海ばたーあん』をきっかけに、又一庵の定番であるきんつばのおいしさを知ってもらえれば」と期待を寄せる。新藤蘭店長は「ばたーあんパンは毎日数量限定で販売する。フルーツ最中は手のひらサイズでかわいいので、写真映えスイーツとしても楽しんでもらえれば。あんを使った土産物も充実しているので、気軽に来店してほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース