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熱海・今宮神社近くに古民家カフェ「haru.」 亡き両親の地域とのつながりを大切に

古民家カフェ「haru.」の店主・藤泰子さん(左から2人目)とMftのメンバーら

古民家カフェ「haru.」の店主・藤泰子さん(左から2人目)とMftのメンバーら

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 古民家カフェ「haru.」(熱海市桜木町)が4月10日、熱海にグランドオープンした。場所は今宮神社の南、「神社前」バス停の目の前。プロデュースと運営はMft。

築80年の古民家らしさを生かした店内

 築80年ほどの古民家を改装した同店。店主を務める藤泰子さんが育った実家だったが、両親が亡くなってから空き家になっていた。藤さんは「父は生前、敷地内の別棟で開業医をしていて、地域に根差していた。母はこの自宅をすごく気に入っていて、友人や近所の人を家に招くのが好きだった。そのような家を有効活用して、また人が集まるような場所にしたかった」と話す。カフェを開業しようと考えた時に、「真っ先にMftのメンバーの顔が浮かんだ」と言う。

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 Mftは神奈川県や静岡県でティースタンドの移動販売カフェを経営する。藤さんは「Mftのファン」で、よくカフェを利用していたという。昨年10月に企画を始め、1月に改装に着手。着工から1カ月半ほどで完成し、開業にこぎ着けた。Mft代表の居山勝さんは「開業の準備をしている時から、地元の方にたくさんの声掛けを頂いた。泰子さんの両親が地域と良い関係を築いていたことが伝わってきた。カフェになってからも、その関係をしっかり続けていける店にしようと思った」と話す。店内は、元の柱や梁(はり)を残しながら、古民家らしさを生かしたという。「例えば、縁側の床板を捨てずに、カウンターの壁材として活用した。家の思い出が残るようにしたかった」と、こだわりを説明する。

 席数は、店内20席、テラス6席の計26席。テラスはペット連れも利用可能。駐車場7台を備える。フードメニューは、鶏ガラスープと昆布やカツオでだしを取った「スープカレー」、スープカレーを煮込んだ数量限定の「haru.まかないカレー」(以上1,200円)、「サラダボウル」「キッシュプレート」(以上1,000円)など。スープカレーの本場、札幌の人気店のメニューを研究し、地元の原材料をふんだんに取り入れたという。ドリンクは、移動販売で提供するメニューを中心に採用した。ドリップコーヒーのほか、Mftオリジナルのフルーツティー、小田原の片浦レモンを使ったレモネード、フルーツティーカクテル、熱海ビールなど豊富にそろえる。「季節のパンケーキ」(1,200円)や「片浦レモンのベイクドチーズケーキ」(650円)などのスイーツも提供。Mftオリジナルの手作りアクセサリーも販売する。

 開業日の4月10日は、藤さんの母・治子さんの誕生日。店名の「haru.」も治子さんに由来する。藤さんは「両親は地域の人たちとのつながりが強かった。地元の人たちが気軽に立ち寄れる店になれたら」と笑顔で話す。居山さんは「カフェができることを楽しみという声を掛けてもらったり、開店の花を頂いたり、オープン前から地元の人たちに良くしてもらっている。コンセプトの『また来たい隠れ家』になれるように、地元に愛され、この落ち着ける空間を楽しんでもらえれば」と期待を込める。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。

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