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漫画家44人が熱海・伊豆山復興支援チャリティーオークション 直筆色紙出品へ

漫画家44人が計65枚の直筆色紙を「ヤフオク!」にチャリティー出品する

漫画家44人が計65枚の直筆色紙を「ヤフオク!」にチャリティー出品する

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 日本漫画家協会(東京都新宿区)が9月23日、オークション代行サイト「ヤフオク!」を通じ熱海・伊豆山の土石流災害復興支援チャリティーオークションを行うと発表した。

オークションは9月27日~10月17日、3回に分けて行う

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 同協会によると、ちばてつや会長、里中満智子理事長など漫画家44人がサインを入れたイラスト色紙計65枚を出品。落札価格から配送にかかる経費を引いた全額を熱海市の義援金窓口に寄付する。

 同協会常務理事で漫画「The かぼちゃワイン」作者の三浦みつるさんは「7月3日の土砂災害のニュース映像を見て、被災された方々が涙ながらにインタビューに答える姿に心を痛めた。この状況では復旧まで途方もない時間と労力がかかるのではないかと思い、少しでも役に立てる方法はないかと考えた。漫画家である以上、絵を描いて協力したいという思いから、7月6日に協会理事会に提案し、皆で色紙を描いて義援金を募るチャリティーを開催することになった」と話す。

 開催に当たっては、常務理事で漫画「はじめの一歩」作者の森川ジョージさんの先導で協会事務局などと連携して準備を進めたという。森川さんは「三浦みつる先生の発言がきっかけ。色紙集めやオークションの手配など、事務局や外部業者ら多くの人のおかげで開催の告知までたどり着くことができた」と話す。

 同協会所属の漫画家を中心に44人計65枚の直筆色紙の出品は、これまでには無い規模のオークションという。三浦さんは「被災者とファンの双方に喜んでもらえることが、漫画家自身にとっても今後の励みになれば」と期待を寄せる。

 森川さんは「災害に対して、私たちは微力な力しか発揮できないが、今後また何か起きた時に、こういう活動をしていたことを誰かが思い出して、動くきっかけになれば。日本漫画家協会がこのような活動を行っていることを知ってもらい、少しでも多くの義援金が集まってほしい」と話す。

 参加する漫画家は、ちばてつやさん、里中満智子さん、赤松健さん、一本木蛮さん、鈴木みそさん、永野のりこさん、三浦みつるさん、森川ジョージさん、ウノ・カマキリさん、矢野徳さん、山根青鬼さん、いご昭二さん、蒼井遊美さん、アオキユフコさん、蒼田カヤさん・丘辺あさぎさん、いいじま凛さん、井上純一さん、上野顕太郎さん、瓜生花子さん、URANさん、西原理恵子さん、坂木原レムさん、サカズキ九さん、鈴木健也さん、シギサワカヤさん、瀬戸口みづきさん、武田一義さん、竹良実さん、竜山さゆりさん、ながしま超助さん、七野ワビせんさん、はっとりみつるさん、速水螺旋人さん、ひのもとめぐるさん、弘兼憲史さん、松本剛さん、宮本りずさん、武者サブさん、森和美さん、山田恵庸さん、弓月光さん、吉田戦車さん、若林稔弥さん、私屋カヲルさん(以上、順不同)。

 出品は9月27日~10月17日、3回に分けて行う予定。

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