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「熱海だいだいサクラマス」お披露目 熱海特産・ダイダイの果汁で養殖

「熱海だいだいサクラマス」を紹介する熱海魚市場の宇田勝社長

「熱海だいだいサクラマス」を紹介する熱海魚市場の宇田勝社長

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 熱海魚市場(熱海市清水町)で3月7日、魚の加工品や鮮魚などを集めた「魚の日」特売会が開かれ、熱海特産・ダイダイの果汁入りの餌で養殖した「熱海だいだいサクラマス」がお披露目された。

ダイダイの果汁を混ぜた餌で養殖するサクラマス

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 3月7日「魚の日」にちなんで企画した同イベント。企画した同市場の宇田勝社長は「昨年は別の場所でサバの加工品の特売を行い好評だった。7日が魚の日ということに気付き、今年は2日間に渡って魚市場で開催し、一般の人にも足を運んでもらえればと思い企画した」と話す。

 7日は、水揚げされたばかりの鮮魚や多賀産の生ワカメ、干物などの加工品が並び、特大サイズのアナゴや銀ザメ、ウツボ、エイなどの珍しい魚が訪れた人の目を引いた。8日は、「サバの日」にちなみサバの加工品などの販売を行う。

 熱海の特産品でダイダイの果汁を混ぜた餌を与え網代漁港で養殖する「熱海だいだいサクラマス」のサンプルもお目見えした。宇田社長が熱海商工会議所から特産品を生かせないかと相談を受けたことがきっかけに市内のダイダイ農家と網代漁業が協力。構想から約1年かけて商品化にめどが立った。宇田社長によると、果汁入りの餌を食べて育つサクラマスは、臭みが減ってさまざまな料理に合うという。

 すでにサクラマスを使うメニューの開発を進めている市内の飲食店もあると話す宇田社長は「熱海だいだいサクラマスは当市場だけが取り扱う。市内の飲食店や宿泊施設でどんどん使ってもらいたい。商標登録も申請中で、今後熱海のブランドとして育てていきたい」と意欲を見せる。

 初水揚げと初出荷は4月8日を予定する。

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