台湾パンケーキ専門店「CafeRob(カフェロブ)熱海店」(熱海市清水町)が3月30日、起雲閣近くにオープンする。
同店は、愛知県に本店を構える台湾パンケーキ専門店で、静岡県内では三島店に次ぐ2店舗目となる。
店主の篠光之さんは、熱海市内の宿泊施設で副支配人を務めていたが、昨年の6月に退社して独立を計画。名古屋や京都などで多店舗展開する「CafeRob」を知り、フランチャイズに加盟して出店にこぎ着けた。篠さんは「同店の『がんばるあなたに癒(いや)しのひとときを』というコンセプトに引かれた。提供するメニューが熱海で増えている食べ歩きに合う」と話す。
メニューは、カップにカットしたパンケーキや生クリーム、フルーツなどを入れた「パンケーキパフェ」(918円)、パンケーキ生地に甘さを控えたという生クリームを挟んだ「パンどら」(プレーン=410円、カスタード=453円)、熱海特産ダイダイマーマレードを使う熱海店限定「あたみパンどら」(540円)、宮古島産の黒糖を使った「タピオカドリンク」、ニュージーランド産の蜂蜜を使った「ハニーレモネード」(以上540円~)など。テイクアウト販売のみ。
パンケーキは、愛知県産の小麦「キヌアカリ」を使ったオリジナルのパンケーキミックス。客の目の前で専用の銅板で焼き上げ、「しっとりふわしゅわした食感」が特長という。
起雲閣の周辺は、空き店舗が目立つようになっていたエリアだったが、昨年から飲食店の新規出店が続く。石畳の歩道と無電柱化地域という景観に特色がある。篠さんは「スイーツ店の多い熱海駅前に人が集まるが、熱海は他の地域にも魅力的な場所がたくさんある。起雲閣周辺など他の地域にも観光のエリアがさらに広がれば」と期待を込める。「コロナ禍ではあるが、おいしいパンケーキを食べて少しでも明るい気持ちになってもらえれば」とも。
営業時間は11時~18時。木曜定休。