熱海を拠点に活動するキッチンカー「Rainbow of grace(レインボー・オブ・グレース)」が営業を始めて、間も無く半年を迎える。
熱海の海と青空をイメージした水色のキッチンカー(関連画像6枚)
車内のキッチンで調理した出来たてのホットサンドを提供する同店。熱海出身の金川恵さん・美保さん姉妹が経営する。恵さんは大阪の総菜店で8年ほど働いていたが、地元熱海に帰郷して飲食店開業を決意。コロナ禍で全国的にキッチンカーの広がりをテレビなどで見る中、「熱海ではまだキッチンカーは珍しく、店を持つよりも手軽にできることに魅力を感じた」と、キッチンカーでの開業を決めたという。
恵さんは「大阪にいた時に、おいしいホットサンドの人気店があった。出来たてのホットサンドを熱海の人にも提供したいと思った」と振り返る。硬い生地が特徴のカンパーニュのパンやオリジナルブレンドのチーズを使うなど試行錯誤を繰り返し、同店オリジナルのホットサンドを完成させた。
昨年12月29日、渚小公園(熱海市渚町)の朝市への初出店を果たし、その後も市内のイベントや近隣の商業施設などに出張してホットサンドを提供している。キッチンカーは、熱海の海と青空をイメージした水色で、遠くからでも目立つデザインになっている。
人気メニューは、ベーコン、レタス、トマトを挟んだ定番の「BLTサンド」(レギュラー=500円、ラージ=800円)のほか、蜂蜜をかけた「ハニーチーズサンド」(300円)、熱海の和菓子店のあんを使った「究極あんバターサンド」(500円)など。大阪名物「たまごせんべい」(200円)も提供する。
開業から半年を迎えるに当たり、美保さんは「市内のいろいろな場所に出店する中で、ありがたいことに地元の人にすごくお世話になっている。いつも出店を待ってくれている人もいる」と話す。恵さんは「常連のお客さまも増えてきた。水色のキッチンカーを覚えてもらい、地元の人とのコミュニケーションも楽しんでいきたい」と笑顔を見せる。
出店場所はインスタグラムで知らせる。