熱海のラーメン店「熱海 美虎(みゆ)」(熱海市田原本町)が8月3日、夏季限定ドリンクの販売を始めた。
料理人の五十嵐美幸さんが2021年4月、JR熱海駅前にオープンした同店。同年7月には熱海市役所近くに中華料理店「熱海美虎 本店」(中央町)をオープンしている。
熱海駅前の同店は、本店の営業に人員を集中するために半年ほど休業してきたが、ドリンクの販売に合わせて夏季限定で営業を再開する。販売するのは、再開に合わせて五十嵐さんが開発したシェイク2品のみで、ラーメンなどは販売しない。料理長の川口義史さんは「素材本来の味をしっかり味わってもらうために配合などで苦労したが、企画から約2カ月かけて完成にこぎ着けた」と話す。
メニューは、南杏(なんきょう)の種を原材料に使った「本当の杏仁(あんにん)シェイク」と、煮詰めたハイビスカスの花のシロップを使った「ハイビスカスシェイク」(以上600円)。いずれも素材から仕込んで提供する。「杏仁シェイクは、中華料理店で作る本来の杏仁豆腐のような自然の甘みや香りを生かしたメニュー。ハイビスカスシェイクは、この暑い夏にはぴったりの爽やかなメニューになっている」と川口さん。
五十嵐さんはこれまでも「毎日食べたい、体にやさしい中華」をコンセプトに掲げて商品の開発を行ってきた。川口さんは「今回のドリンクも余分なものは使わず、素材の良さを大切にして体にやさしいドリンクに仕上がった。中華の力で暑い夏を乗り越えてもらえれば」と呼びかける。
営業時間は10時30分~16時30分。8月25日まで。