焼き鳥店「焼鳥さくちゃん」(熱海市清水町)が9月22日、熱海の初川沿いにオープンした。運営は市内で飲食店を展開するシーサイドクラブ(昭和町)。
「みっちゃん」の面影を残した「さくちゃん」店内(関連画像5枚)
13年ほど営業してきたという人情酒場「串笑い みっちゃん」が閉店した跡を生かしてオープンにこぎ着けた同店。オープンの経緯について、同店責任者代行の中井正人さんは「地元で愛されてきた人気店『みっちゃん』が閉店すると聞き、何とか店を残せないかと考えた」と話す。
店内はできる限り「みっちゃん」の雰囲気を残し、壁紙の貼り替えなど一部を改装するにとどめた。店名は、覚えやすく親しみやすい名前で、熱海出身力士・熱海富士朔(さく)太郎を応援したいと「さくちゃん」と名付けた。
メニューは、「みっちゃん」の看板メニューだった焼き鳥や串焼きに加え、揚げ物や食事物、ちゃんこ鍋などのオリジナルメニューを新たに提供。ドリンクは生ビールやサワーなどのほか、ボトルキープできる焼酎もそろえる。
中井さんは「『みっちゃん』と同じように15時から開店し、気軽に飲みに来られるような店にしたい。家庭的な雰囲気を大切にすることで長く地域に愛される店になれれば」と話す。
営業時間は15時~22時。木曜定休。