熱海市内のスイーツ店では現在、季節のかんきつを使った期間限定スイーツを販売している。
ジェラート店「La DOPPIETTA」の「橙ヨーグルト」ジェラート(関連画像4枚)
静岡県は全国有数のかんきつの産地として知られており、旬を迎えた地元産の果物を使ったスイーツや菓子が熱海市内の飲食店に多く並んでいる。
フルーツサンド専門店「熱海フルーツキング平和通り店」(熱海市田原本町)では、12月からかんきつを使ったフルーツサンドやゼリーがお目見えしている。伊豆産のミカンを食パンや生クリームで挟んだ「みかんサンド」や「温州みかんゼリー」(以上572円)、「紅まどんなサンド」(680円)など、オレンジ色の鮮やかな商品が観光客の目を引いている。同店店長の田中菜津子さんは「地元で取れるミカンの良さを観光のお客さまだけでなく地元の人たちにも味わってほしい。見た目も味を喜んでもらえる商品に仕上がったので手に取ってもらえれば」と呼びかける。
熱海銀座商店街の和栗スイーツカフェ「和栗菓子kiito-生糸-」(銀座町)は、1月から静岡県産の三ケ日みかんとポンカンを使った「和栗と季節の果物パフェ 静岡県産柑橘(かんきつ)のパフェ」(2,220円・ドリンク別)の販売を始めた。同店店長の川岸瑞樹さんは「軽やかで爽やかな酸味のポンカンはフレッシュで楽しめる。深い甘みとコクが特徴の三ケ日みかんは、みずみずしさをより楽しんでもらえるようにジュレで包んだ。熱海名産ダイダイを使ったマスカルポーネクリーム、沼津五十鈴園産ほうじ茶のパンナコッタなど、静岡の食材を存分に楽しめるパフェになった」と話す。
熱海銀座商店街のジェラート店「La DOPPIETTA(ラ・ドッピエッタ)」(同)では現在、熱海・多賀で収穫されたダイダイを使った「橙ヨーグルト」や「橙チョコレート」のジェラートを販売している。静岡・清水産のポンカンを使ったジェラートの販売も予定する。同店の佐藤雅之さんは「今後、静岡特産のスルガエレガントやはるみなどを使ったジェラートも順次販売していくので、旬のかんきつを味わってもらえれば」と話す。