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熱海のとんかつ専門店が1周年 銘柄豚と揚げ方にこだわり

1周年を迎えた「吉梅」の菊地店長

1周年を迎えた「吉梅」の菊地店長

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 熱海の黒豚とんかつとしゃぶしゃぶの専門店「吉梅」(熱海市咲見町、TEL 0557-55-9281)が1月7日で1周年を迎えた。

熱海「吉梅」のとんかつ定食

 同店は、熱海出身の菊地上総さんが店長を務める。熱海市内には海鮮を扱う飲食店は多いが、揚げ物をメインメニューにした店は少なく、「地元の人たちに使ってもらえる店を作りたかった。値段もとんかつ専門店としては、できる限り手頃な価格設定にして、何度も利用してもらえる店を目指した」と出店の経緯を説明する。開業後、地域の人と観光客が半々という。

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 メニューは、群馬県の銘柄豚「榛名ポーク」と鹿児島県産の「黒豚」を使ったとんかつ定食が中心。榛名ポークの「とんかつ定食」(1,000円)、「トリュフ塩とんかつ定食」(1,100円)、鹿児島黒豚の「黒豚とんかつ定食」(1,800円)、「極厚黒豚とんかつ定食」(2,400円)など、とんかつ定食だけで16種類のメニューを提供する。キャベツのお代わりもでき、ご飯の大盛りは無料でサービス。菊地店長は「榛名ポークは脂肪が少なくさっぱりとしているので女性でも食べやすい。鹿児島の黒豚は甘みのある脂が多く、コクのある味わいが楽しめる」と違いを説明する。

 冷凍の豚肉は使わず、屠殺して2日以内のものをチルドで仕入れて提供する。揚げ方にもこだわり、フライヤーではなく、あえて寸胴の大鍋を使って揚げる。「揚げる油の対流がフライヤーとは異なり、寸胴で揚げることで衣が立つ。肉の厚さや脂の付き具合も肉によって違うので、揚げ時間も微調整し、お客さまに提供する時に余熱でちょうど食べ頃のタイミングにしている」と言う。オープンカウンターの目の前で揚げている様子を見ることもできる。とんかつだけでなく、キャベツに付けるドレッシングも自家製にこだわり、「ドレッシングがおいしいと購入希望のお客さまもいるので、今後は販売も検討している」とも。

 テークアウトの弁当は、周辺の会社や宿泊施設に勤める人にも人気で、1日60~70食出ることも。今後について、菊地店長は「2月から弁当のデリバリーを、まずは店の周辺に向けて始める予定で、徐々に宅配エリアを拡げていきたい。熱海のとんかつと言えば『吉梅』と言ってもらえるように、街に根付き、地域の人たちに愛される店にしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~15時、17時~21時30分。