熱海の起雲閣(熱海市昭和町)で1月13日、「熱海だいだい」商品品評会が行われた。主催は熱海商工会議所。品評会の参加者らは、真剣な表情でダイダイを使った商品と向き合った。
熱海市はダイダイの全国有数の生産地で、ダイダイを使った商品作りを生産者、行政、事業者が一体となって推進している。今回の品評会には、地元の事業者が開発・販売する商品10品が集められ、参加者からの意見を今後の商品開発に生かす目的で開いた。参加者は一般募集し、市内を中心に近隣在住の女性が午前・午後の部合わせて38人が参加した。
出品されたのは、アロマオイル「熱海の香り」、「熱海橙(だいだい)のカンパーニュ」、「橙マーマレード」、「だいだい胡椒(こしょう)」、除菌ミスト「Mist for MASK」、「熱海檸檬(れもん)ロッシュ」、「鶴吉羊羹(ようかん)・橙」、「熱海だいだいダックワーズ」、「熱海だいだい果汁」、ミスト「SWITCH me」の計10品。それぞれの商品に対して、味、食感、香り、独自性、パッケージの項目をアンケート形式で評価し、改善点やアドバイスを求めた。
主催した熱海商工会議所の阿部博文課長は「品評会の意見は出品した事業者にフィードバックして、改良に生かしていく。ダイダイはまだ地元でも認知度が低いので、このような機会で認知度を高めたい。今後はチャンスと感じてもらえれば、外部とも連携して、ダイダイ事業を活性化させていきたい」と期待を込める。