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「ダイダイのように強く」 農家が中学校終業式で「ダイダイのエール」

ダイダイを受け取る生徒たち

ダイダイを受け取る生徒たち

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 熱海特産のダイダイを栽培し、6次産業化に取り組むシトライカンパニー(熱海市西熱海町)が12月25日、熱海市立熱海中学校(桃山町)の終業式でダイダイの贈呈式を行った。

ダイダイにメッセージを付けて贈られた

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 同社代表の岡野谷伸一郎さんは同校の卒業生。この日のために作った特製の袋にメッセージを付け、摘んだばかりのダイダイを入れて準備した。ダイダイは熱海を代表する特産品であるにもかかわらず、日常生活ではあまりなじみが無い。岡野谷さんは「自分たちの生まれ育った熱海には、『熱海の宝』とも称される特産品のダイダイがあることに関心を持ってもらい、誇りを感じられるようにしたかった」と生徒たちにダイダイを贈ることを決めた。学校も「地元の食材を生徒に知ってほしい」と考え、岡野谷さんの企画を快く引き受けた。

 9時に始まった終業式は、新型コロナウイルス感染症対策で、生徒たちは各教室に分かれたまま校内放送を使って行われた。その後、3年生代表の4人に向けて岡野谷さんからダイダイの話があり、生徒代表にダイダイの贈呈が行われた。岡野谷さんは「ダイダイは強い雨や風が吹いても落ちない。そのため同じ木に2代、3代の果実が混じることもあることから『代々』の名がある。『代々永続する』という縁起の良さを掛けて、江戸時代から栽培されている。みんなもコロナに負けず、地元のダイダイのように強くあってほしい」と力強く話した。

 ダイダイを受け取った生徒代表の斉藤率さんは「ダイダイは正月の縁起物。自分たちは3年生で受験生なので、ダイダイを食べれば合格できると思う」と笑顔で話した。ダイダイは3年生の生徒110人に配られる。

 同社は今後も「ダイダイを未来につなぐ守るプロジェクト」として、市内の小中学校への苗木提供や収穫体験などを計画している。

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