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熱海の看板のないラーメン店「義流」が1周年 記念イベント、1杯5円で提供

ラーメン店「麺屋義流 第一章」の秋本義一さん

ラーメン店「麺屋義流 第一章」の秋本義一さん

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 熱海のラーメン店「麺屋義流 第一章」(熱海市渚町)が5月27日、オープン1周年を迎える。

渚町の裏路地、提灯の明かりが目印の「義流」(関連画像4枚)

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 2022年5月に熱海出身・在住の店主・秋本義一さんが開業した同店。父・純一さんが経営する飲食店に間借りし、店の看板を掲げず第2・4金曜の夜だけ「義流」として営業する。秋本さんは2店のラーメン店で合わせて6年ほど働いた経験を持つ。現在は別の仕事を続けながら、月2回の「義流」の営業にも熱を入れる。

 開業の経緯について、秋本さんは「ラーメン店で働いていても当然その店のメニューしか提供できない。将来、間借りではない自分の店を持つためには、自分の味が出せるラーメンを開発していきたい。父の店が営業していない時間を使って『義流』をやることが、自分にとっては最後の修業」と話す。

 この1年間で提供したラーメンは、毎回異なる味で提供してきたという。「お客さまにとっても楽しみになる。自分も試行錯誤してメニューを開発して経験になる。用意する30食はほぼ毎回完売するようになり、手応えを感じている。SNSを使って毎回新規のお客さまを増やす努力も続けてきた」と秋本さん。「麺は毎回、特注麺を市内の製麺所に作ってもらっているため、製麺所からは『大変だ』と言われるが、応援してもらってありがたい」とも。

 5月26日は1周年を記念してラーメンを5円で提供するイベントを行う。秋本さんは「鶏白湯(ぱいたん)ラーメンを販売する。1年前も鶏白湯ラーメンを販売したが、まだ店が認知されていなかったので10杯程度しか売れなかった。今回の目標は100杯。1年で進化した鶏白湯を提供したい」と意気込む。

 今後については、「現在掲げている『第一章』は自分にとってラーメン人生の始まり。自分の店を持つときを『第二章』にする。来年には自分の店を持てるように頑張りたい。そのためにも今回の5円イベントは100食を完売する目標を達成したいので、来店して応援してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は18時~24時(なくなり次第閉店)。

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