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熱海駅近くの「金目鯛とくぞう」がリニューアル 増席、「映え」ベンチも登場

キンメダイベンチを設置してリニューアルした「金目鯛とくぞう」の土屋利幸店長

キンメダイベンチを設置してリニューアルした「金目鯛とくぞう」の土屋利幸店長

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 「金目鯛(きんめだい)とくぞう熱海本店」(熱海市田原本町)が5月8日、リニューアルオープンした。

秘伝の煮汁を使った「舟盛りの金目鯛煮付けづくし膳」(関連画像6枚)

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 2021年4月に熱海駅前平和通り商店街に開業した同店。経営する徳造丸(東伊豆町)は、1926(大正15)年に伊豆・稲取漁港で網元として創業した。現在は伊豆の特産品を生かした商品を製造するほか、飲食店や土産物店を伊豆エリアや小田原などで展開する。

 今回のリニューアルは、併設するハンバーガー店や土産物売り場だったスペースを同店の客席として拡張。新メニューの追加やキャンペーンを行い、リニューアルをアピールする。リニューアルの経緯について、店長の土屋利幸さんは「海鮮バーガーはテレビ取材が入るなど人気だったが、それ以上に海鮮丼やキンメダイ料理は行列ができるほどの人気だった。席を増やすことで多くの人に利用してもらえるようにしたいと考えた」と話す。

 席数はオープン当初と比べて2倍近い62席に拡張。一部スペースはペット連れでの食事も可能にした。「商店街にはペット連れで食事できる店がなく、当店にも要望が多かった」と土屋さん。店頭には新しくキンメダイのベンチを設置し、フォトスポットとして記念撮影に使ってもらう。土屋さんは「伊豆の特産品であるキンメダイをアピールしたい」と話す。

 定食メニューは、だし汁、イカ珍味、汁物、ご飯をセットで提供する。「食事の締めで、ご飯にあごだしをかけて味わってほしい」と土屋さん。リニューアルオープンに合わせて提供を始めた黄色のご飯はクチナシで色付けしたもので、稲取では「祝い飯」として食べられる郷土料理だという。地元の食材を使った一品料理も充実させ、「昼飲み」も楽しんでもらえるようにした。5月下旬、新メニューとして「金目鯛ひつまぶし丼」「静岡ウナギひつまぶし丼」「秘伝みそタレの厚切り焼き豚丼」の提供も始める。

 2周年を記念した「地元感謝祭」を7月21日まで開き、熱海など伊豆半島在住者限定で食事やドリンクなどを20%引きで提供する。土屋さんは「地域の人たちにも地元の味を楽しんでもらえれば。観光で来たお客さまには、伊豆の食材をふんだんに使った海鮮料理で思い出に残るような店づくりを、これからも心がけていきたい」と話す。

 営業時間は9時30分~17時30分。

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