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熱海のインド料理レストランがリゾートマンションに2号店 入居者限定で営業

オーシャンビューのシャトーテル赤根崎の「THE TAJ」

オーシャンビューのシャトーテル赤根崎の「THE TAJ」

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 熱海のインド料理レストラン「THE TAJ(ザ タージ)」(熱海市上多賀)がリゾートマンション「シャトーテル赤根崎」内にオープンして1カ月がたった。

インド人のシェフが作るナンカレー

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 同店は熱海市役所前の店に続く2号店で、12月19日に開店した。リゾートマンション内ということもあり、利用は同マンションの入居者とそのゲストのみに限定している。同店を経営するハルーン・ラフィークさんは「マンション周辺には飲食店が少なく、熱海の繁華街からも距離があるため移動も大変。マンション自体は温泉もあり、オーシャンビューの景色も最高な場所なので、食事する場所を作ることで、住んでいる人にさらに快適に過ごしてほしいと思った」と出店の経緯を説明する。実際に、「同マンションの管理組合にも、入居者からの喜びの声や、不動産会社からも『アピールしやすい』という声が届いている」という。

 ハルーンさんはインドのバンガロール出身。13歳の時に両親の仕事の関係で来日した。その後、アメリカやヨーロッパで宝石や美術品の勉強をし、1973(昭和48)年に会社を設立。自動車の輸出入や宝石・美術品の買取販売、インド料理やスペイン料理の店を全国に展開した。ハルーンさんは「日本全国を回る中で温泉が大好きになり、温泉が無いと生きていけないくらいになった」と笑顔で話す。熱海で店を開店した理由について、「素晴らしい温泉があることと、水がおいしいこと」と説明する。熱海の上水道「静岡県営駿豆水道」は、日本三大清流の一つで富士山の雪解け水が源泉とされる「柿田川湧水」を利用している。同店は機内食も提供しているため、「熱海のおいしい水で作れることが必要だった」と話す。

 ランチメニューは、カレー1種、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクがセットの「カレーランチセット」(1,200円)、カレー2種、タンドリーチキン、シークカバブ、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクがセットの「Aセット」(1,595円)など。カレーはチキンやマトン、シーフードなど6種類から選び、辛さも調整できる。ディナーメニューはコースメニューのほか、インド料理のアラカルトを豊富にそろえる。ハルーンさんは「ナンの食べ放題をやっている店があるが、当店はやらない。ナンや他の食材もいいものを使っている。シェフも熟練されたスタッフたち。素材の良さを味わってほしい」とこだわりを説明する。

 ハルーンさんは「これからもおいしいインド料理を届けていきたい。シャトーテル赤根崎の店は入居者限定なので、一般のお客さまは市役所前の店に足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時30分~15時、17時~23時。

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