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熱海・伊豆山土石流災害から7月3日で2年 走り湯源泉は復旧

「走り湯 午の湯源泉」の通湯式の様子

「走り湯 午の湯源泉」の通湯式の様子

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 伊豆山土石流災害で被災した「走り湯 午(うま)の湯源泉」の通湯式が6月30日、行われた。

2年ぶりに湯煙を上げて流れ出る「走り湯 午の湯源泉」(関連画像4枚)

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 伊豆山港近くにある走り湯は、約1300年の歴史がある日本三大古泉の一つ。2021年7月3日に発生した土石流で「午の湯」は流失し、残る1本の源泉「戌(いぬ)の湯」を使って周辺の宿泊施設に湯を供給してきた。2022年10月に復旧のための掘削工事が始まり、今年6月に全ての工事が完了した。

 通湯式では、温泉をくみ上げるためのエアコンプレッサーのスイッチを入れ、10分ほどで温泉が勢い良く流れ出た。約2年ぶりの「午の湯」の湯煙に参加者からは歓声が上がった。

 災害から2年を迎えての源泉復旧について、伊豆山走湯温泉組合の中島英雄組合長は「無事に工事が完了して関係者に感謝したい。良質な温泉は伊豆山の財産。末長く維持していく。温泉の復旧が地域の復興の糧になることを願う」と話した。

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