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熱海のラーメン店「美虎」で「熱海復興麺」 伊豆山被災製麺所とコラボ

「熱海 美虎」で販売を始めた「熱海復興麺」の「魚出汁担々麺」

「熱海 美虎」で販売を始めた「熱海復興麺」の「魚出汁担々麺」

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 JR熱海駅近くのラーメン店「熱海 美虎(みゆ)」(熱海市田原本町)が2月11日、地元製麺所とコラボしたラーメン「熱海復興麺」の販売を始めた。

魚出汁担々麺(関連画像3枚)

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 料理人の五十嵐美幸さんが2021年4月に開業した同店。新型コロナウイルス感染拡大の影響などで休業していたが、営業の再開に合わせて新メニューの販売を始めた。

 販売するのは、「熱海復興麺」と名付けたラーメン2品。製麺所「コマツ屋製麺」(上多賀)が製造した麺を使う。1887(明治20)年に熱海・伊豆山で創業した同社は、2021年7月の伊豆山土石流災害で工場が被災し、現在も立ち入り禁止の警戒区域に指定されている。昨年7月、上多賀に新工場を建てて製造を再開した。

 同社の中島秀人社長が、伊豆山復興の旗印になるようなご当地ラーメンを開発したいと、五十嵐さんに働きかけて「熱海復興麺」を共同開発。第1弾を昨年11月に開かれた「熱海おさかなフェスティバル」で無料配布した。配布前から長い行列ができ、大きな反響を呼んだ。

 第2弾に位置付ける今回のラーメン2品は、同社と五十嵐さんが伊豆山復興への思いを込めて開発したという「魚出汁(だし)担々麺」(1,000円)と「魚出汁ワンタン担々麺」(1,300円)。熱海で取れた魚が原料の魚粉を練り込んだ特注の中華麺に魚介風味でゴマベースのスープを合わせて仕上げた。美虎料理長の川口義史さんは「麺やスープからの魚介のうまみと自家製の辛みだれが合わさって深い味わいが特徴」と話す。

 川口さんは「コマツ屋製麺さんが素晴らしい麺を作ってくれた。多くの人に味わってもらい、熱海を応援してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~17時。火曜定休。

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