熱海・糸川沿いのセレクトショップ「SHASHAP(シャシャップ)」(熱海市渚町)が1月20日で3周年を迎えた。
同店はレディースアパレルと雑貨を扱うセレクトショップで、店内にカフェを併設する。店主の内海博美さんは埼玉県出身で、都内を中心にアパレル販売員の経験を持つ。熱海には昔から旅行で訪れていて、特に糸川沿いの雰囲気が気に入っていたという。内海さんは「将来、この辺りで自分の店を持ちたいと考えていた。偶然にも、ここで出店したいと思っていた場所に巡り合えた」と振り返る。「自分は旅行が好きで、観光と買い物はセット。熱海は観光する場所やおいしい店はあるが、雑貨や洋服を買う場所があまり無い。観光地としての可能性と、自分の経験を生かせると思った」と話す。
取扱商品は、女性服、アクセサリー、雑貨が中心。ターゲットはあえて絞らず、若い女性から年配の女性まで幅広い世代が来店する。「親子3代で来店する地元のお客さまもいる。海も近いので、観光客が立ち寄ってくれることも多い」という。開店当初は、デザインが独特でかわいい韓国の洋服のみを取り扱っていたが、現在は韓国のものに限らない。「洋服もアクセサリーも、熱海の他の店では扱っていないものにこだわっている。同じアイテムは何着も仕入れず、基本的に1アイテム1着のみ。雑貨は、見た瞬間に心引かれるような商品を置くようにしている」と、こだわりを説明する。
洋服は平均単価で6,000円~7,000円、韓国のアクセサリーや神戸のアーティストが作るハンドメードのアクセサリーは1,000円~3,000円台を中心に取りそろえる。店内にはカフェを併設しており、商品を眺めながらゆっくり過ごすこともできる。ドリンクメニューは、ホットコーヒー(200円)、アイスコーヒー(300円)、米麹の甘酒(400円)、甘酒スムージー(480円)。今の季節は、テークアウトして花見を楽しむ人の姿も。
今後について、内海さんは「日本では当店でしか扱っていない商品もあるが、熱海に来たら寄りたくなるような、さらに魅力的な店にしていきたい」と意気込みを見せる。「この渚町周辺は、最近若い人が経営する飲食店が増えている。飲食店だけでなく、洋服店や雑貨店も増えて、買い物も楽しめるエリアになっていけば」と期待を寄せる。
営業時間は11時~19時。