わらび餅専門店「甘味処(かんみどころ)鎌倉 熱海温泉店」(熱海市咲見町)が7月22日、オープンした。
夏季限定メニューとして販売するレモネードのわらび餅ドリンク(関連画像5枚)
新潟に本店を置き、全国に約50店舗を展開するチェーンの静岡県内1号店としてオープンした同店。開業の経緯について、店主の柚山太志さんは「静岡になじみがあったわけではないが、熱海には活気があるという印象を持っていた。熱海での出店を決めてから物件が見つかるまで1年ほどかかったが、周辺の事業者や住民の温かさに触れながらスタートを切ることができた」と話す。
店舗面積は約13坪。テイクアウト中心だが、店内に6席を用意する。オープンキッチンの店内は、木目調と白色の内装やインテリアでまとめ和風のデザインに仕上げた。照明には、京都の和傘の老舗が手作りした傘を採用した。
店の売りとなるわらび餅は、国産の本わらび粉を使い手作りで提供。もっちりしたとろけるような食感が特徴という。焙煎(ばいせん)温度と時間にこだわりがあるというきな粉のほか、沖縄産黒糖の黒蜜をトッピングに使う。メニューは、「わらび餅(2個入り)」(350円)のほか、わらび餅ドリンク「贅沢苺(ぜいたくいちご)ヨーグルト」(M=810円、S=680円)、「浅川園のお抹茶」(M=720円、S=620円)など。「年間で4、5種類の季節メニューも販売する」と柚山さん。現在は夏季限定メニューとして、レモネードのわらび餅ドリンクを提供する。紙箱やきり箱に入れた土産用のわらび餅も販売する。
柚山さんは「熱海観光の思い出の一コマにしてもらえるようにスタッフ一同、笑顔でお客さまをお迎えしたい。地元の人たちにも気軽に使ってもらい、長く愛される店にしていければ」と話す。
営業時間は10時~17時。