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熱海の「未来創造部」がブルーカーボンセミナー 国交省職員招く

ブルーカーボン・ネットワークセミナーの様子

ブルーカーボン・ネットワークセミナーの様子

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 セミナー「地球を救う海の森の役割とは?~命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクトの推進~」が9月11日、未来創造部セミナールーム(熱海市渚町)で行われた。

取り組みを説明する国交省の青山紘悦さん(左)(関連画像3枚)

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 熱海で環境活動に取り組む「未来創造部」が主催する、第7回のブルーカーボン・ネットワークセミナー。「ブルーカーボン・ネットワーク」は、海洋生態系に吸収されている炭素「ブルーカーボン」を理解し、藻場再生など温暖化対策につながる技術を開発・販売する企業、団体、行政などをつなぐ会員制度として2021年に設立された。

 今回のセミナーでは、10年以上前からブルーカーボンを活用した取り組みを続ける国土交通省港湾局海洋・環境課港湾環境政策室長の青山紘悦さんを招き、関連施策の最新動向などを聞いた。現地とオンライン合わせて約130人が参加した。

 青山さんは海域環境の改善に関する取り組みとして、浚渫土砂を活用した徳山下松港や千葉港などの事例を解説。藻場の再生やマコガレイの産卵場が形成されて環境改善が図られることを説明した。青山さんは「取り組みには地域での合意形成や企業と連携して進めることが重要」と話し、事業者が排出した産業副産物を藻場の土台で活用している取り組みも共有した。

 国交省が短期集中的に進めるブルーインフラを拡大するプロジェクトでは、企業や団体、行政を結びつけるアライアンス・マッチング支援や二酸化炭素吸収量の簡便な算定手法を検討しているという。

 セミナー後は、未来創造部が再生を進める熱海沖の藻場や炭化ユニットの現場を青山さんらが視察して意見交換を行った。同社では今後も、環境問題への取り組みや企業研修などを通じて、熱海と地球の持続可能性に取り組んでいくという。

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