ワインテイスティング店「アタミワイン倶楽部（クラブ）」（熱海市田原本町）が11月11日、熱海駅近くにオープンする。

高価なワインはテイスティングマシンで注ぐ（関連画像4枚）

　カリフォルニアワインの輸入販売を手がける「かりふぉるにあ商事」（伊豆山）が経営する同店。カリフォルニアワインのおいしさを知ってもらいたいと、同社社長の福山葉子さんが開く。福山さんは25年ほどカリフォルニア州・ロサンゼルスに住み、レストランのオーナーシェフを務めていた経歴を持つ。ワイナリー巡りを重ねる中で、カリフォルニアワインの魅力を知ったという。2020年に帰国。2015（平成27）年に移住した母親がいる熱海を居住地に選び、日本とカリフォルニアの架け橋になろうとワイン輸入販売の会社を立ち上げた。

　熱海駅から徒歩3分ほどのところにある同店。店内では、カリフォルニアワインをはじめ、フランスワインやスペインワインを有料試飲で提供する。テイスティングワインは25種類ほどの中から5種類を選び、カウンターで店員とワインの特徴などを会話しながら味わってもらう。料金は2,750円（高価なワインは1杯・30ミリリットル＝1,100円）。テイスティングしたワインはその場で購入できるようにする。

　販売する予定のボトルワイン約30種類の価格は1本3,000円台から。中心価格帯は5,000円～1万円。7万円ほどのビンテージワインも販売する。「当社が独占ブランドとして販売するワインもある。自分でワイナリーを巡ってテイスティングした好みの物だけを取り扱う。当店でしか買えないワインもあるので、いろいろとと味わってほしい」と福山さん。親交のあるシェフ・Nobu Matsuhisa（松久信幸）さんブランドのワインもそろえる。

　福山さんは「カリフォルニアでワイナリー巡りをするような感覚で気軽にテイスティングしに立ち寄ってほしい。気に入ったワインがあれば購入してもらい、宿泊するホテルに持ち込んで飲んだり、熱海土産にしてもらったりと、熱海の新たな観光スポットになれればうれしい」と話す。

　営業時間は10時30分～18時。火曜定休。